LPの「お客様の声」の書き方|信頼される推薦文の構成と例文集
公開日: 2026-05-04
LP(ランディングページ)の中盤に必ず登場する「お客様の声」セクションは、CV率を最大10〜30%引き上げる強力な要素です。しかし、「すごく便利でした」「おすすめです」などの抽象的な感想だけでは、現代のユーザーは見抜き、逆に信頼を失います。本記事では、信頼される推薦文の構成、BEFORE→AFTER の見せ方、定量・定性のバランス、捏造禁止と正しい取得方法、AIで5案を生成する手順までを解説します。
お客様の声がCV率に効く理由
- 社会的証明:他人がOKと言っているなら自分もOK、という心理(最強の説得材料)
- 具体性の補完:自社では言いづらい「効果」を顧客の口で代弁してもらえる
- 不安の解消:「自分も同じ業界・規模だから合いそう」と感じる
- 比較材料の提供:「BEFORE→AFTER」が見え、自分も同じ変化を期待できる
- CTA前の最終押し:意思決定の直前に置くと、決断ハードルが下がる
信頼される推薦文の5要素
- 1. 顧客の属性(業界・規模・役職):「○○業 / 従業員50名 / マーケ部長 ○○様」
- 2. 導入前の課題(BEFORE):「○○の作業に毎月20時間かかっていた」
- 3. 導入の決め手(WHY US):「他社サービスと比べて○○が決定的に良かった」
- 4. 導入後の変化(AFTER):「○ヶ月で○時間削減・売上○%増」(数値が命)
- 5. 推薦の言葉(RECOMMENDATION):「同じ課題を持つ会社さんに自信を持って薦められます」
BEFORE→AFTERの見せ方
型1:時間削減型
BEFORE「請求書処理に毎月20時間」→ AFTER「導入後3ヶ月で月5時間に削減」のように、時間ベースの具体数値で見せる型。BtoB SaaS の業務効率化系で定番。
型2:売上向上型
BEFORE「月の問合せ件数50件」→ AFTER「導入半年で月220件に増加」のように、売上・問合せ・申込の数値で見せる型。マーケ・広告系で使う。
型3:満足度向上型
BEFORE「社員からの不満多数」→ AFTER「導入後アンケートで満足度90%」のように、定性指標を定量化して見せる型。HR・福利厚生系で使う。
型4:精神的変化型
BEFORE「常に焦りと不安があった」→ AFTER「経営に集中できる時間が増えた」のように、感情の変化を表現する型。BtoCサービス・コーチング系で使う。
写真・顔出し・実名公開の判断
- 実名 + 顔写真:信頼性最大(取得難度高・契約必須)
- 実名のみ:信頼性中(写真NGの企業も多いため次点)
- イニシャル + 業界・役職:匿名でも具体性で信頼を補える(最も現実的)
- 完全匿名(業界のみ):効果は弱い(無いよりマシ)
- 取得時のチェック:「LP掲載・実名・写真使用」の三段階で許諾を取る
- 顧客がBtoB上場企業:上長 / 法務確認が必須・3〜6ヶ月のリードタイム想定
捏造禁止:正しい取得方法
景品表示法・薬機法・特商法のいずれにおいても、お客様の声の捏造は明確な違反行為です(過去にも消費者庁から多数の措置命令が出ています)。正しい取得手順を踏むことが、長期的なブランド信頼を守る唯一の方法です。
- 取得時期:契約後3〜6ヶ月の「効果が見え始めたタイミング」
- 取得方法:オンライン1on1インタビュー(30〜45分)
- 質問項目:5要素テンプレに沿って事前ヒアリング
- 文章化:顧客の発言を逐語ベースでまとめ、必ず本人確認・修正依頼
- 掲載許諾:書面(メール可)で「LP掲載・実名・写真・期間」を明確化
- 謝礼:金銭NG(信頼性を毀損)/ 自社サービス無料延長などはOK
AIでお客様の声テンプレを作る手順
free-marketing-tools.jpの「LPお客様の声 ライター」に以下を入力すると、5要素を満たす推薦文5案が出力されます。
- 1. 顧客の属性(業界 / 規模 / 役職)
- 2. 導入前の課題(できるだけ具体的に)
- 3. 導入の決め手(自社の強み)
- 4. 導入後の変化(数値があれば◎)
- 5. 文字数(短文100字 / 標準200字 / 詳細400字)
AIで作った後の必須確認
AIで作った文案は「ヒアリング前のたたき台」として使ってください。実際のお客様にヒアリングして、表現・数値・感情を必ず修正します。AIの出力をそのまま掲載することは、捏造と同じです(顧客が言ってない内容を顧客の口で言わせる行為)。
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よくある質問
- Q. お客様の声を取れない(顧客が忙しい・拒否される)場合は?
- A. まず取得のハードルを下げます。30分インタビュー → 5問のメール質問に変更、対面 → ビデオ通話 OK、実名 → 業界・役職のみ、と段階的に譲歩。それでもNGなら、Google Reviews・SNSの実投稿(許諾取得後)を引用する手もあります。最終手段として「事例ストーリー型」(顧客の声ではなく、自社が顧客の事例を解説する形式)でCV率の補完を狙います。
- Q. LPに何件のお客様の声を載せるべきですか?
- A. 最低3件、理想は5〜8件です。1件だけだと「サクラかも」と疑われ、10件以上は読まれません。3件以上揃えるべき理由は、顧客属性のバリエーション(業界・規模・役職)を見せることで、「自社にも合いそう」と感じてもらえる確率が上がるためです。1件あたり100〜200字に収め、長文を避けて読みやすさを優先します。
- Q. お客様の声と「事例(ケーススタディ)」の使い分けは?
- A. お客様の声は「LPで顧客自身が語る短文(100〜200字)」、事例は「専用ページで自社が顧客の導入背景・課題・解決策・結果を解説する長文(1,500〜3,000字)」です。LPには声を載せ、各声から事例ページにリンクを張る構成が王道。事例ページは検索流入も狙え、決裁者向けの説得材料としても機能します。