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ECで売れる商品名のつけ方|検索流入と購入率を両立する命名術

公開日: 2026-05-03

EC商品名は、検索結果のクリック率と購入率を同時に左右する、最も投資対効果の高いコピーです。ところが多くの店舗で「商品の特徴を全部詰め込んだ150字の商品名」「ブランド名だけの素っ気ない商品名」と両極端になりがちで、どちらも機会損失です。本記事では、Amazon・楽天・自社EC共通で効く商品名の構造と、AIで10案出して磨く手順を整理します。

商品名は売上に直結する3つの理由

第一に、検索結果のクリックを決めます。Amazon・楽天の検索結果は商品名・サムネ・価格の3要素で構成され、商品名が上位40字に何を含むかで指名が決まります。第二に、検索順位そのものを決めます。両モールの検索アルゴリズムは商品名内のキーワードを最重要シグナルとして扱うため、KWが入っていない商品は表示すらされません。第三に、購入直前の意思決定を決めます。商品名で「自分のためのもの」と納得できなければ、レビューや価格を見る前に離脱します。

EC商品名の基本構造

構造: ブランド + カテゴリKW + 特徴KW + 用途/ターゲット

例:「【ブランド名】オーガニックフェイスクリーム 50g 敏感肌用 無香料 日本製」。先頭にブランド、次に何の商品か(カテゴリKW)、何が特徴か、誰のためか、を並べる構造です。長すぎると見切れるため、最重要KWを左から30〜40字以内に詰めます。

Amazon SP-API最適化

Amazonは商品名上限200字ですが、検索結果で表示されるのは80字程度。サムネ下に表示される最初の40字が勝負です。括弧・顔文字・「最安値」「No.1」など主観表現はガイドライン違反で削除されることがあります。

楽天SEO最適化

楽天は商品名127字以内、装飾記号OK、KW詰め込みも比較的寛容ですが、過度な「[送料無料][即日発送][ポイント10倍]」だけで埋めると商品本体の説明が押し出され、コンバージョンが落ちます。販促ワードは2〜3個までに絞ります。

避けたいNG命名

  • ブランド名だけ(「Pure Luna」だけでは何の商品か分からず検索流入ゼロ)
  • 関係ないKW詰め込み(「美容液 シャンプー リップ」など範疇外を入れると違反)
  • 主観表現(「最安値」「日本一」「奇跡の」は両モールでガイドライン違反)
  • 同一KW連呼(「美容液 美容液 美容液」など順位ハック狙いは検索除外対象)
  • 商標違反(他社ブランド名を入れて自社品を売るのは即停止)
  • 誇大表現(「医師推奨」「効果絶大」は薬機法・景表法違反)
  • カテゴリ違いの混入(出品カテゴリと商品名のカテゴリKWがズレると検索除外)

AIで10案出す手順

free-marketing-tools.jpの「商品名メーカー」に、カテゴリ・特徴・ターゲットを入力すると、SEOとブランド訴求を両立した10案が出力されます。

  • 1. カテゴリ(例:スキンケア、キッチン雑貨、文房具)
  • 2. 商品の特徴(オーガニック原料・敏感肌向け・日本製など箇条書き)
  • 3. ターゲット(例:30代女性の敏感肌層)

出力後の磨き込み

10案出たら、Amazon/楽天で「カテゴリKW + 特徴KW」で実際に検索し、競合上位5商品の商品名と並べてみてください。検索結果上で目立つか・KWの含有率・誇大表現がないかを比較し、3案に絞り込みます。残った3案でA/Bテストすれば、3週間程度でCTRと購入率の差が見えてきます。

A/Bテストの考え方

  • 同一商品で2案を順番に1〜2週間ずつ運用し、CTRと購入率を比較
  • 比較期間は最低14日(曜日効果を平均化)
  • 一度に変える要素は1つ(商品名のみ/サムネのみ/価格のみ)
  • 広告(Amazonスポンサー・楽天RPP)の有無は揃える
  • 季節性が強いカテゴリは、前年同月との比較で補正

商品名変更のタイミングと注意

商品名は変更可能ですが、頻繁に変えると検索順位がリセットされます。月1回まで・売上3倍以上のインパクトが見込める時のみ変更が原則。変更時はASIN・商品IDは維持し、レビューと販売実績を引き継いでください。新商品として登録し直すとゼロからのスタートになり、変更前より売上が落ちる事故が起きます。

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よくある質問

Q. 商品名は何文字くらいが最適ですか?
A. Amazonは検索結果表示分の40〜60字を目安に重要KWを詰めてください。楽天は127字上限まで使えますが、80〜100字に収めると視認性が良くなります。自社ECは40〜50字で簡潔にまとめ、商品説明文で詳細を伝えるのがCRO的に有利です。
Q. KWは何個入れればいいですか?
A. カテゴリKW1つ・特徴KW2〜3つ・ターゲットKW1つの計4〜5個が目安です。それ以上詰めると不自然な日本語になり、購入率が落ちます。検索流入を狙うのは商品名だけでなく、商品説明文・属性タグ・出品カテゴリの合計設計です。商品名でムリに詰める必要はありません。
Q. 既存商品の名前を変えたら売上が落ちました。戻すべき?
A. 2週間程度の落ち込みは検索アルゴリズムの再評価期間で、ある程度想定内です。3週間経過しても変更前の70%まで回復しない場合は、KW構造に問題がある可能性が高いので戻す判断もありです。ASIN/商品IDを変えていない限り、レビューと販売実績は維持されています。
Q. カタカナと漢字、どちらで書くべきですか?
A. 検索量の多い表記を採用するのが原則です。例えば「美容液」「化粧水」は漢字で検索されることが多く、「マスカラ」「リップ」はカタカナが主流。Googleキーワードプランナーまたは楽天サジェストで実際の検索量を確認してから決めてください。